ポイント
年累計額は手入力やインポートによる一括更新を行うことが可能です。
レコルへの切り替えタイミングが年始ではなくても、年末調整機能をご利用いただけます。

年末調整とは、従業員に対して毎月源泉徴収してきた所得税の合計額と、その年の正しい年税額を比較し、過不足を精算する手続きです。
レコルの年末調整機能では、年末調整に必要な申告書類の情報収集、年間の所得税の計算(年調年税額)、従業員への過不足額の清算、源泉徴収票や給与支払報告書等の作成をクラウド上で簡単に行うことができます
このページでは、レコルにおける年末調整の流れにそってポイントを解説いたしますので、機能の検証や確認にお役立てください。
年累計額は手入力やインポートによる一括更新を行うことが可能です。
レコルへの切り替えタイミングが年始ではなくても、年末調整機能をご利用いただけます。
レコルでは、以下の流れで年末調整を実施します。
ステップごとにマニュアルをご用意しておりますので、あわせてご確認ください。
年末調整機能は2025年10月ごろの正式リリースを予定しております。
先行バージョンでは2024年版の年末調整で実際の操作やUIをご体験いただくことが可能です。
上記、年末調整の流れを基本的に一連でご確認いただけます。
※定額減税には未対応のため、金額の検証はできません。
2025年版の年末調整に向けて、レコルの年末調整機能をお試しください。
なお、以下の機能につきましては2025年版リリースまでに対応予定となります。
・マイナンバー管理機能
・電子的控除証明書の対応
年末調整をスムーズに行うため、年末調整を開始する前に事前準備を行います。
年末調整で使用する「事業所設定」および「利用者情報」に情報の更新漏れがないかを確認してください。
情報を正しく反映するために、[年末調整]-「年末調整一覧」で「年末調整を開始する」ボタンを押す前に、正しい情報になっているかを確認してください。
事前準備の前に年末調整を開始した場合、従業員へ回答依頼がされていない場合は一度削除することも可能です。
※年末調整の設定や編集した従業員の回答内容は全て削除されますのでご注意ください
各申告書、源泉徴収票、給与支払報告書に出力される事業所設定の情報を確認します。
※未設定の場合、各種書類はの該当欄は空欄で出力されます。なお、年税額確定時の情報が出力されるため、確定前に最終確認しておくと安心です。
各帳票に出力される事業所設定の内容は以下の表で確認してください。
項目 | 源泉徴収票 | 給与支払報告書 | 扶養控除申告書 | 基配所申告書 | 保険料控除申告書 |
---|---|---|---|---|---|
事業所名 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
事業所名(カナ) | |||||
郵便番号 | 〇 | ||||
都道府県 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
市区町村 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
丁目・番地 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
建物名・部屋番号 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
住所(カナ) | |||||
電話番号 | 〇 | 〇 | |||
代表者氏名 | 〇 | ||||
代表者役職名 | |||||
法人番号 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
税務署 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
詳細は年末調整の事前設定のマニュアル(STEP1)をご確認ください。
年末調整の初期設定完了時点で利用者情報に登録されている情報をもとに、自動的に申告内容が事前データとして作成されるため、更新漏れがないかご確認ください。
また、利用者情報の登録内容に応じて年末調整、源泉徴収票、給与支払報告書の対象/対象外が自動判別されます。
以下に当てはまる場合は「年末調整の対象外」と判定されますので、正しく設定されているかご確認ください。
上記を満たした場合でも、以下は「年末調整開始時」に年末調整の「対象外」として扱われます。
※レコルで自動判定されていても、年末調整開始後に手動で年末調整の対象/対象外は設定可能です。
詳細は年末調整の事前設定のマニュアル(STEP2)をご確認ください。
源泉徴収票と給与支払報告書など提出時にマイナンバーの記載が必須となる書類があるため、本人と申告する親族のマイナンバーがそろっているか確認してください。
※本機能は今後リリース予定です
「年末調整」メニューより、「年末調整の初期設定を始める」ボタンをクリックします。
年末調整の初期設定完了時点で利用者情報に登録されている情報をもとに、自動的に申告内容が事前データとして作成されるため、利用者情報に更新漏れがないか先にご確認ください。
初期設定は従業員への回答依頼とは異なります。
「回答画面のパスワード」について
レコルのパスワードを従業員に設定していない場合でも、「年末調整専用のパスワードを使用」を選択することで、年末調整の回答画面にログインして回答を行うことができます。
※年末調整専用のパスワードを使用する場合、レコルへのメールアドレス登録が必須となります。
詳細は年末調整を開始するをご確認ください。
初期設定で設定した内容のほかに下記の設定が可能です。
詳細は年末調整設定の確認及び変更(STEP8)をご確認ください。
自動判定された従業員一覧から、年末調整の対象/対象外を調整します。
※年末調整開始後に入社した従業員がいる場合、利用者登録を行うと「対象外」に表示されます。
年末調整の対象としたい際は「対象」に切り替えを行ってください。
自動判定の要件は2-2)利用者情報を確認するを再度ご確認ください。
自動判定されていても手動で年末調整の対象/対象外を切り替えることができます。
詳細は年末調整の対象を変更する場合(STEP6)をご確認ください。
従業員について会社で管理している内容を事前に登録してください。
※利用者情報で管理している情報は開始時点の内容が自動で反映されています。
申告内容のファイル出力/一括更新(インポート)も可能です。(例:前年度分を出力し、本年度にインポートするなど)
詳細は申告内容の事前準備(STEP7)をご確認ください。
回答内容の事前準備が完了したら、従業員へ回答依頼を行います。
※「依頼前」の利用者に一括で回答依頼となります。一部従業員のみの依頼はできないためご了承ください。
詳細は従業員へ年末調整の回答を依頼するをご確認ください。
レコルにメールアドレスが未登録の場合でも、回答URLを別途共有することで対応可能です。(回答URLは共通となります。)
詳細は※利用者のメールアドレスが未登録の場合(STEP3)をご確認ください。
利用者のステータスが「未回答」「回答中」であれば、操作ボタンをクリックし、「依頼前に戻す」を選択することができます。
回答依頼後でもこの操作で年末調整自体を削除(やり直し)することが可能です。
ステータスについての詳細は「従業員の申告内容を確認する」マニュアルのSTEP2をご覧ください
従業員は管理者から共有を受けたログインURLへアクセスし、回答を行います。
画像またはPDFファイルをアップロードすることもできます。
詳細は年末調整依頼へ回答する(従業員)をご確認ください。
各項目で「回答を提出」ボタンをクリックするとステータスが「未回答」から「完了」となり、入力内容を修正できなくなります。
誤って回答を提出した際は差し戻しを行う必要があるため、管理者に依頼するよう周知してください。
提出状況一覧から、未提出者の把握や入力内容の確認が可能です。
申告内容に問題がなければ「~を確認済にする」ボタン、修正が必要な場合は「差し戻し」ボタンをクリックします。
従業員の申告した内容が回答依頼時点と異なる場合、背景が黄色で表示されます
管理者が代理で申告内容を入力する場合は編集ボタンから入力します。
※「申告書の出力」ボタンから各申告書のPDFをダウンロードして確認することもできます
詳細は従業員の申告内容を確認するをご確認ください。
未回答/回答中/回答済み/確認済のステータスを確認することができます
ステータスごとの件数は以下の通りカウントされます
申告内容をもとに、自動で年末調整計算が行われ、年末調整計算結果(年税額)確認することができます。
支給・控除額は手入力することが可能なので、年始からレコルを利用していないなどの場合は修正をしてください。
全ての利用者の年税額の確認が完了したら「年税額を確定する」ボタンをクリックして年税額を確定します。
確定後は、利用者の回答内容は編集不可となり、還付・追徴額の反映が可能となります。
年税額を確定後に給与/賞与の支給・控除額を変更しても、年末調整(年税額)は再計算されません。
給与/賞与に変更があった場合は、年税額の確定を取り消した後に再度確定してください。
詳細は従業員の年末調整計算結果(年税額)を確認・確定するをご確認ください。
「還付・追徴額を反映する」ボタンをクリックすると確認画面が表示され、「反映」ボタンで還付・追徴額を反映します。
該当の反映先の控除項目「年調過不足税額」を編集している場合でも、金額は上書きされます。
また、反映後でもに該当の反映先で「自動計算に戻す」ボタンを押し、控除額を自動計算に戻した場合は反映金額もクリアされます。
反映時にエラーが出た際は以下2点を確認してください。
年末調整計算結果の確定後、源泉徴収票を公開することができます。
利用者側からの源泉徴収票の確認方法は3つございます。詳細は従業員へ源泉徴収票を公開するをご確認ください。
年末調整計算結果の確定後、年末調整の書類を作成し、市区町村・税務署に提出をします。
eLTAX用形式でのCSVとe-Tax用形式でのCSVの作成、またはPDF出力に対応しています。
詳細は年末調整の提出書類(給与支払報告書、源泉徴収票(税務署用)、法定調書合計表)を作成するをご確認ください。
年末調整の比較する項目(利用者情報と申告内容、または回答依頼時点と現時点の回答内容)の差分情報(本人情報、または家族情報の差分)を出力することが可能です。
差分情報を確認し、必要に応じて利用者情報の更新をしてください。
差分情報の出力方法は年末調整情報をファイル出力するをご確認ください。
利用者情報の設定方法は以下マニュアルをご確認ください。
給与計算に必要な利用者情報を設定する
給与計算に必要な利用者情報を一括設定する